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2021.08.01
全館空調ってなに?(デメリット編)
こんにちは!桧家住宅 各務原展示場 松久です!
本日も前回に引き続き、全館空調についてお話しします!
今回はメリットだけではなく、実は気を付けておかなければいけないこともあります。
全館空調とは何なのか?については7月24日のブログをご参照ください。
目次
部屋ごとに室温を決められなくなる
お家全体の温度調整を1台の空調設備で管理するため、基本的に各部屋の室温を個別で調整することができません。2℃程度ならば調整できるものもありますが、取り扱っているのは一部メーカーのみです。そのため、家族間で快適だと感じる室温に差があると、オフィスで起こるような“エアコン温度戦争”が勃発する可能性があります。
イニシャルコスト(初期費用)が高い

全館空調を導入するときの初期費用は、200万円から300万円とされています。一方で、個別空調は高い値段で売られているものでも30万円程度なので、仮にリビングや寝室など4か所に設置した場合でも合計で120万円です。初期費用に関しては、全館空調の方が圧倒的に高い、ということは覚えておいてください。
年に1度のメンテナンスが必要

全館空調は年に1回程度、専門業者に依頼してメンテナンスをする必要があり、約5万円の費用が掛かります。個別空調は定期的に掃除をしていれば、セルフチェックでも問題ありませんが、全館空調はどうしてもプロの力を借りることになります。
壊れた時は初期費用と同じコストがかかる
個別空調・全館空調ともに、寿命は大体15年から20年ほどと言われています。注意したいのは、全館空調だと本体が壊れたら家中の空調機能がすべて止まってしまうということ。また、修理に必要な費用も配管などを除いた初期費用と同程度掛かるので、かなり高額になります。新築時に導入する場合は、ハウスメーカーが保証期間を設けていることもあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
Z空調なら1階と2階で室温を分けられる!

Z空調(ゼックウチョウ)は、業務用の機械は使わず、建物の断熱・気密を「ヒノキヤグループ」、空調を「ダイキン」、換気を「協立エアテック」と各社が持つ高い技術のコラボレーションにより実現した「新時代冷暖システム」です。
Z空調は1階と2階にエアコンを1台設置する形になります。それにより、1階と2階で室温を変えることができるようになりました。更に、ルーバーを使うことによって、各部屋の風量を調節することができます。
高コストを解消!
家庭用エアコンを共同開発・改良により生まれた空調システムですので、
〇初期費用は一般的な住宅の大きさで150万円程度(1階2階に1台ずつ設置)
〇壊れた時にかかる費用は1か所につき30万前後
と、他のメーカーに比べ、低コストでお客様にご提案の方をさせていただいております。
更に、スマート・ワン カスタムであれば標準で搭載しています!
メンテナンスは市販のエアコンと同じ!
メンテナンスについても市販のエアコンですので、フィルターを掃除していただくというこれまでのお手入れ方法とほとんど変わりません。むしろ1階と2階に1台ですので、これまでの全館空調のデメリットを解消するだけでなく、お手入れしやすくなるというメリットとして感じていただけるようになりました。
今回は全館空調の苦手とするところについてお話ししました。 そして、苦手個所を解消している桧家住宅のZ空調についても少し触れさせていただきました。
現地で体感できる展示場へは、こちらから予約していただきご来場ください